例えば、鼻腔の一つをとっても、対象者の心理や体調などによって状況が一変します。対象者が急に忘れ物をしたと思い出し、いつもの道を突然引き返すこともありますし、公衆トイレに駆け込むこともあります。電車に乗り過ごすなどということもあれば、電車が事故で、泊まるということもあります。そういった不測の事態が起きても対応できる臨機応変さが、探偵にとっては大切なことなのです。
今日は今日明日は明日、そういった心構えで仕事を行っている探偵ほど、調査の成功率が高いと思います。さらに付け加えるなら、探偵の仕事というのは、一瞬の気の緩みが失敗に繋がります。だからこそ、毎回どんな調査でも油断せず気を引き締めて挑みます。これが鉄則なのです。各調査会社の調査の成功率、また失敗率というのは、ある程度協会内では知れ渡っています。業界内には、同業者同士のネットワークというものがあります。人手不足の際には仕事を助け合ったりすることもあるからです。
探偵の仕事はペアを組んでやるのが基本です。張り込み中どうしてもトイレに行きたくなることもありますし、何があるかわからないからです。
1人で悩まない
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